[メイン] 仮ウェザー : x5 3d6 #1 (3D6) > 9[5,1,3] > 9 #2 (3D6) > 14[6,5,3] > 14 #3 (3D6) > 11[4,5,2] > 11 #4 (3D6) > 10[4,4,2] > 10 #5 (3D6) > 9[2,6,1] > 9

[メイン] GM : 準備はいいか教えろ

[メイン] メイウェザー : 教える

[メイン] GM : 教えられた

[メイン] GM : 出航だァ~!

[メイン] メイウェザー : お前と出航したかった…

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM : メイウェザーは用事で外を出歩いている。

[メイン] メイウェザー : 「まずいぜ……このままじゃ朝倉未来との試合に遅れちまう!」

[メイン] メイウェザー : 上半身裸の筋肉ムキムキの黒人は走っていた

[メイン] メイウェザー : 俺の名前はフロイト・メイウェザー
伝説の男だ、俺はこれから路上の伝説・朝倉未来との試合があるんだ
そして俺は寝坊しそうになったところを、大事なフレンドに助けてもらった

[メイン] メイウェザー : So この試合だけは遅れちゃいけなかったんだが……

[メイン] メイウェザー : 伝説の男ってのは受難に好まれるらしい

[メイン] GM : そんな中のことだ。
路地裏の方から呻くような、唸るような不気味な声が聞こえた気がする。

[メイン] GM : そして小さく混じる、小動物の鳴き声。

[メイン] メイウェザー : 「!」

[メイン] メイウェザー : 俺は止まった、そして路地裏の方を少しルッキングした
今のは……気のせいか?……いや……

[メイン] メイウェザー : 俺は伝説の男だから聞き耳できるだろう?

[メイン] GM : どうぞ

[メイン] メイウェザー : ccb<=90 伝説のボクサー (1D100<=90) > 100 > 致命的失敗

[メイン] メイウェザー : 🌈

[メイン] GM : では、不気味な声の方に意識が向く。
その声は人のものに思えるが、まるで常軌を逸しているような危険さを孕んでいるように感じた。リングの上でも味わったことない、生々しい危機感を覚えるだろう。

[メイン] GM : SANc(0/1d2)

[メイン] メイウェザー : 1d100<=49 SANc (1D100<=49) > 33 > 成功

[メイン] メイウェザー : 「ひぇぇぇぇ……」

[メイン] メイウェザー : 俺は正直、テリボゥ……だったぜ

[メイン] メイウェザー : だが……タイニーアニマルの声が聞こえた

[メイン] メイウェザー : このままじゃ、タイニーアニマルはこの先にいるテリボゥ……でクレイジーなエニシングの餌食だ

[メイン] メイウェザー : そして俺は伝説の男・メイウェザーだ

[メイン] メイウェザー : これを放っておいて世界チャンプを語る気か?

[メイン] メイウェザー : 「怖いけど行くぜブラザー」

[メイン] メイウェザー : 俺は路地裏へとゴーイングしたぜ

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM : メイウェザーは知らない路地裏を走っていた。
息は荒く、長く走っていたのだろう。走っている内に行き止まりに辿りついた。

[メイン] GM : ……どうして走っていたのだろう?

[メイン] メイウェザー : 「……………」

[メイン] メイウェザー : 「ホワイ!?」

[メイン] GM : 腕の中には重さと温かさを感じる。何かを抱えてきたようだ。

[メイン] メイウェザー : 「…………!!」

[メイン] メイウェザー : エニシングをルッキングするぜブラザー……

[メイン] GM : それは野良猫だが、足に傷を負っているようだ。メイウェザーの腕の中で丸まっている。
そして、同時にメイウェザーは自分も傷を負っていることに気が付いた。1ダメージ。

[メイン] system : [ メイウェザー ] HP : 17 → 16

[メイン] メイウェザー : 「アウチ……!?ナンデ俺、血、出テル……No、そんなのは今は関係がない」

[メイン] メイウェザー : 俺は伝説の男・メイウェザーだ
野良猫を応急手当するくらいはできるだろうブラザー?

[メイン] GM : やってみろ

[メイン] メイウェザー : ccb<=90 伝説のボクサー (1D100<=90) > 54 > 成功

[メイン] GM : 流血は止められるだろう。
また、治療の過程でその傷が刃物による切り傷であるとわかった。

[メイン] メイウェザー : 「………なんて可哀想なんだ、ベイビー……」

[メイン] メイウェザー : 悲しそうなフェイスで、タイニーキャットのヘッドを優しく撫でるぜ

[メイン] GM : 野良猫は腕の中で緊張を解いたらしく、スヤスヤ眠りだした。

[メイン] メイウェザー : 「cute........」

[メイン] メイウェザー : 「…………ワッツハプンかドントアンダースタン……だが」

[メイン] メイウェザー : 「あの時聞こえたタイニーアニマルは、君の声だったのかもしれないね……」

[メイン] メイウェザー : 「……ヘイベイビー、ここにはどうやら、クレイジーなエニシングがいるみたいだ、だが安心するといいぜ」
キャットのヘッドを撫でながら

[メイン] メイウェザー : 「今、君が眠っているのはこの伝説の男・メイウェザーの腕の中だ、この世界中のどこを探しても、ここほど安全な場所はないぜ?」

[メイン] メイウェザー : そして俺は、まずはこの場所から離れることにするぜ
でもマジでここは一体ウェアなんだ……?

[メイン] メイウェザー : そうだ、天心に教えてもらったことがある

[メイン] メイウェザー : 壊れたテレビは叩けば直るらしい

[メイン] メイウェザー : 伝説の男の拳で俺を殴るぜブラザー

[メイン] GM : どうぞ

[メイン] メイウェザー : ccb<=90 伝説のボクサー (1D100<=90) > 11 > スペシャル

[メイン] GM : ダメージどうぞ

[メイン] メイウェザー : 2d3+1d4 (2D3+1D4) > 5[3,2]+3[3] > 8

[メイン] system : [ メイウェザー ] HP : 16 → 8

[メイン] メイウェザー : 「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO………!!!今のは効いたぜメイウェザー……!!」

[メイン] メイウェザー : ぷっ!と血反吐を冷たいアスファルトに吐き捨てるぜブラザー
おっと、歯も折れちまってる、朝倉未来との試合が終わったら歯医者にゴーイングしないとな……

[メイン] GM : 激痛が走るが、奇妙なことになお一体「どういう出来事があったのか?」思い出すことが出来ない。
現在の状況と同じくらい、忘却と言う現象そのものの持つ異常性にも気付くだろう。

[メイン] メイウェザー : 「ひぇぇぇぇぇ……何もリメンバーできない……!?」

[メイン] メイウェザー : さすがの伝説の男も怖くて冷や汗くらいかくぜ

[メイン] GM : だが、その出来事に抱いていたであろう感情だけが浮上する。
この場にいてはいけない気がする。そう、追われているのだ。

[メイン] メイウェザー : 「!!!!」

[メイン] メイウェザー : 「俺は……エニシングに、追われている………!?」

[メイン] メイウェザー : 辺りを見渡してみるぜブラザー

[メイン] GM : 先は行き止まり。トタンの壁が塞いでいる。
来た道には戻れるし、順路も覚えている。
また、脇道もいくつかがあるがこの先は道が分からない。漠然と行けば迷うかもしれない。

[メイン] メイウェザー : 「Oh my ガッド……」

[メイン] メイウェザー : 「俺が来た道は…………デンジャラスなんじゃないのかい……?」

[メイン] メイウェザー : 「俺は、何かに追われている……それなら……」

[メイン] メイウェザー : 俺は脇道のどれかを進んでいくぜブラザー
来た道にゴーイングしちゃいけない、それだけはバッドだぜ

[メイン] GM : わかった

[メイン] system : [ ] カウント : 0 → 4

[メイン] GM : メイウェザーは脇道に逸れ、複雑に入り組んだ路地の中に迷い込む。

[メイン] メイウェザー : 「ベリー狭いぜ……少し我慢してくれよタイニーキャット……」

[メイン] メイウェザー : それにしてもジャパンの路地裏ってのはこうも複雑なんだな……?ブラザー

[メイン] GM : 本来野良猫は警戒心が強いはずだが、最強の男の膝元というセーフプレイスの賜物か起きる気配はない。疲れてもいたのだろう。

[メイン] メイウェザー : very cuuuute......

[メイン] メイウェザー : 「そういえば天心にもう一つ教えてもらったことがあるな……?」

[メイン] メイウェザー : 「確か迷路っていうのは……こうか?」

[メイン] メイウェザー : 伝説の男・メイウェザーは……可愛い猫を抱えていない方の腕を壁に立てた

[メイン] メイウェザー : 「こうしてウォールにスライドしてゴーイングすれば、いずれEXITにリーチするだとか………」

[メイン] メイウェザー : That's wayでゴーイングしていくぜブラザー

[メイン] GM : じゃあ幸運で

[メイン] メイウェザー : ccb<=50 幸運 (1D100<=50) > 11 > 成功

[メイン] GM : 中々良い出目だな

[メイン] メイウェザー : happy

[メイン] GM : 道をあまり遠回ったりすることなく進んで行くことが出来る。

[メイン] system : [ ] カウント : 4 → 3

[メイン] GM : 狭い路地の隙間を、子猫を抱えて進むメイウェザー。
その背後から殺気を覚える。

[メイン] メイウェザー : 「ひぇぇぇぇぇ……」

[メイン] メイウェザー : 少し後ろを見て目星をしてみるぜブラザー……

[メイン] GM : どうぞ

[メイン] メイウェザー : ccb<=90 伝説のボクサー (1D100<=90) > 40 > 成功

[メイン] GM : 距離を大きく離しているが、向こうに人影が見える。
向こうもメイウェザーには気が付いただろう。

[メイン] GM : フードを被った人影は呻くような不気味な唸りを微かに発しており、片手には光る鋭利な何かを握っている。凶器だと分かる。

[メイン] メイウェザー : 「ひぇっ………」

[メイン] メイウェザー : も、もしや……俺の傷、そしてこのタイニーキャットの傷は……!?

[メイン] メイウェザー : 「俺は伝説の男・メイウェザーだ、だが……寺田心くんから聞いたことがある」

[メイン] メイウェザー : 「どんなに優れたアスリートでも、格闘家でも、軍人でも……丸腰ならば……」

[メイン] メイウェザー : 「凶器を持った相手には………ドント!ウィン!」

[メイン] GM : それはあなたを逃がす気はないようで、あなたに追いすがるように走り出した。

[メイン] メイウェザー : 「ヘ、ヘイ!!ストォオップ!!!」
俺はとっさに、タイニーキャットを後ろに隠したぜ
俺はすぐにでも逃げようとした……But………

[メイン] メイウェザー : タイニーキャットの重みは俺の足を遅くする
そして何よりジャパンの路地裏は……ベリー狭い……
身軽なのはあっちだとすれば、俺は……デンジャラァス……

[メイン] メイウェザー : 「一体、ドウシテ、コンナコトスル!!!」

[メイン] : 「…… …… …………」
男は小さく呟くが、この距離では聞き取るのは困難だった。

[メイン] メイウェザー : 「………!?」

[メイン] メイウェザー : ……何か、アンサーしてくれたのかい……?
But………ドント聞こえない………

[メイン] メイウェザー : 俺は、どうしたらいい…………………?

[メイン] メイウェザー : 前と、後ろ………俺は、どっちにゴーイングしたら……いい?

[メイン] メイウェザー : 一般的な価値観を持っている一般的な人間なら……今すぐにでも、逃げるだろう……そうだろう?寺田心くん

[メイン] メイウェザー : だが俺は、誰だい?答えてくれブラザー

[メイン] メイウェザー : Yes

[メイン] メイウェザー : アイムフロイト・メイウェザー

[メイン] メイウェザー : 「………ソーリー、俺はジャパンに来たばかりなんだ、道案内をお願いしたい」

[メイン] メイウェザー : 俺は……ゴーイングするぜ
ヘイ・ボーイ……

[メイン] メイウェザー : ゴーアヘェッド

[メイン] GM : では、男は逡巡した様子を見せる。
先ほど目星を振ったので、後ろ手に凶器を隠すのが分かるだろう。

[メイン] メイウェザー : ひぇぇぇぇぇぇぇ……

[メイン] GM : 男は様子を見るように構えて待つ。
向こうも緊張しているが、少なくとも先ほどのように直ちに襲い来る気配はない。

[メイン] メイウェザー : ……………!!

[メイン] メイウェザー : 「……アイム、フロイト・メイウェザー」

[メイン] メイウェザー : 「この後、朝倉未来と試合があるんだ……お願いだ」

[メイン] メイウェザー : 「出口を……教えてくれないかい……?もしも教えてくれたら……そうだな……」

[メイン] メイウェザー : 「君に、最高の試合をノープライスで見せる、絶対に」

[メイン] メイウェザー : 「………どうだい?ボーイ」

[メイン] メイウェザー : 正直、俺はテリボゥ……だった

[メイン] メイウェザー : ボーイは、ナイフを持っている
もう俺は、いつデッドしても……おかしくナッシング………

[メイン] メイウェザー : 俺のマッスルは、ナイフを止められるほど硬くは……ナッシング

[メイン] system : [ ] カウント : 3 → 0

[メイン] GM : もうお互いの距離は無い。

[メイン] メイウェザー : ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

[メイン] : 「…… ……フロイ ト……メイ……ウ ェザ ー…」
何かを思い出すように俯く。

[メイン] : sccb<=75 アイデア (1D100<=75) > 12 > スペシャル

[メイン] メイウェザー : 「…………Yes」

[メイン] : 「…… ……あの……か……」
どうやら、目の前の巨漢が何者か理解したようだ。
男は苦々しい気配を放つ。

[メイン] メイウェザー : ………!!

[メイン] : 「… ………」
「そ の……子猫は……どうされ…… ました か……?」
聞き取り辛い不気味な声で尋ねる。
腕の中の野良猫を見つめながら。

[メイン] メイウェザー : 「………………………………」

[メイン] メイウェザー : 「………my family」

[メイン] メイウェザー : 「and」
俺は、ボーイにゆっくりと指をさす

[メイン] メイウェザー : 「you are…………my friend」

[メイン] メイウェザー : 「………I hope」

[メイン] メイウェザー : 俺は、こうして対話を受け入れてくれるボーイに
最高の感謝をしなければならない
俺には分からないが、本来なら拒絶して、今すぐにでもナイフで俺をキルしても……おかしくはないはずだ

[メイン] : 「… ………… … …… ………」
男はしばらく考えを巡らせている様子だったが、
最後には一つのことに納得したようにメイウェザーを見る。

[メイン] : その時、ドロリとした狂気を孕んだ目が向けられるが殺気は無かった。

[メイン] メイウェザー : ひぇぇぇぇぇぇぇぇ……

[メイン] : 「そう で……したか… …」
「……案内……し ま……す」

[メイン] メイウェザー : 「………!…………リアリィ……?…………Thank you………!!」

[メイン] メイウェザー : 俺は、リスペクトだけは決して忘れない
たとえ、死が目の前にあったとしてもだ

[メイン] メイウェザー : 俺は腕をボーイへと差し出す

[メイン] メイウェザー : 「シェイクハンド」

[メイン] : 「……… …?」
呑み込めていないのか硬直する。

[メイン] メイウェザー : 「アーーーー……This is……ジャパンで言うと……なんだ……?」

[メイン] メイウェザー : 「ソーリーボーイ……俺は頭が悪いんだ……だけどこれは、君へ感謝を伝えるための手段とシンキングしてほしい」

[メイン] メイウェザー : 狂気を孕んだその目を見つめるのは、俺のメンタルもブレイクしそうになる
だがそれでも、逸らしちゃいけないんだぜ
俺は伝説の男・メイウェザーだ、ちゃんと目と目を見てトーキングする

[メイン] : 「… ………」
男は言葉の意味を理解できていなかったのではなく。意図が分からなかった。
だが、男はいつの間にか手を差し出していた。

[メイン] : 「何 故?」

[メイン] メイウェザー : 「……………君が、親切だから」

[メイン] メイウェザー : 「それだけじゃ……不満かい?ボーイ」

[メイン] メイウェザー : ガッシリと俺は、ボーイの手を握り、握手をした。
伝説の男・メイウェザーとシェイクハンドできるんだ
世界中が羨むことだぜ?しっかりと俺の熱を送るぜ、ブラザー

[メイン] : 翻って不気味な男の手は異様に冷たかった。
しかしそれは徐々に温められていった。
それっきり、男はまったく口を閉じて無言で路地裏の抜ける道を示すようになった。

[メイン] メイウェザー : 俺はボーイを信じて、その後を着いていくぜブラザー

[メイン] GM : 男の背を追う。
その道は複雑になり、少しずつ暗さを増す。

[メイン] GM : やがて。

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM : 人の喧騒が聞こえだし、賑わった通りへと辿り着いた。
男はいつの間にか姿を消しており、腕の中の猫が明るさに目を覚ました。

[メイン] メイウェザー : 「グッモーニング、タイニーキャット」

[メイン] メイウェザー : 俺はそっと、タイニーキャットを明るい地面に降ろしてあげるぜ、優しくな

[メイン] タイニーキャット : 「な~お」

[メイン] タイニーキャット : 四つ足で立つと、一鳴きして足にすり寄ってくる。
なつかれてしまったようだ……。

[メイン] メイウェザー : Cuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuute.............!!!!

[メイン] メイウェザー : 「HAHAHAHA!なら俺と一緒に、伝説のライフでも過ごそうぜ」

[メイン] メイウェザー : 俺は誰のチャレンジも拒まない、それが伝説の男の条件だ
そして俺は、タイニーキャットを優しく抱きかかえるぜ

[メイン] タイニーキャット : 元気よく喉を鳴らして、定位置を見つけたように丸まった。

[メイン] メイウェザー : CUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUTE!!!!!!

[メイン] メイウェザー : 「……おっと!そうだそうだ、朝倉未来との試合があるんだ!」

[メイン] メイウェザー : 「タイニーキャット、少し急ぐぜ!」

[メイン] メイウェザー : 「………の前に、だ」

[メイン] タイニーキャット : 「?」

[メイン] メイウェザー : 俺は暗い路地裏の方に、マイアイを向け

[メイン] メイウェザー : そしてポケットから……今日始まるエキシビションマッチのチケットを

[メイン] メイウェザー :  

[メイン] メイウェザー : 放り出す

[メイン] メイウェザー :  

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM : 「… …捧げ る ……… …」

[メイン] GM : 不気味な風体のフードの男が、路地裏で野良猫を追い詰めていた。
手には凶器を持っており、威嚇する猫に向けてそれを振りかざしていた。

[メイン] 野良猫 : 「……!!」

[メイン] GM : その時、その背後から力強い足音がして男が振り返る。

[メイン] GM : 建物の僅かな隙間から漏れる光に筋骨の秀でた偉丈夫が照らされていた。

[メイン] GM : ……
…………

[メイン] GM : 争いの音がして、傷を負った偉丈夫が野良猫を抱えてその場を脱した。

[メイン] GM : その後に不気味な男が追いすがるが、追いつけないと見るや不気味な声音で何事かを唱える。

[メイン] : 「… …… ”記憶を 曇らせ る” …… …!」

[メイン] GM : 男は力を使い果たしたようにその場にしばらく膝をつき、やがて再び後を追った。

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] : 「…………」
闇の中で一人の男が佇んでいる。
手の中には小さな紙切れが握られていた。

[メイン] : 男がメイウェザーを逃がした理由は単純だ。
見られてはならない現場──猫を襲っていたあの瞬間を、”記憶を曇らせる”呪文で持って忘れさせることに成功したと確信したからだ。

[メイン] : そうでなければどうして自分と会話を試みるだろうか?
だが、続いての会話で男には疑惑が生まれていた。

[メイン] : この格闘家は、あるいは全てを承知の上で自身に声をかけたのかもしれない。

[メイン] : 格闘家の語る理屈は愚かなようだったが、その裏には確かに理知的な信念が見えた。そうであれば、男の行いにまったく気付かなかったはずはない。

[メイン] : 格闘家は果たして、身の危険を負ってまで何を為そうとしたのか……
それが疑問で仕方なかった。男は生来、好奇心や知識欲が異常とも言えるほどに旺盛な人格をしていた。

[メイン] : 男はチケットを握ると、凶器を捨て明るみに歩き出した。
風でフードが脱げたが、男の顔つきを見ても道行く人々は気にも留めなかった。

[メイン] : その瞳には確かに理性の輝きが宿っていた。

[メイン] : 「メ イ……ウ ェザー……… …」

[メイン] : 男は固く手を握っていた。
一度掴んだものを放り出すことはないだろう。

[メイン] GM :